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映画「アレキサンダー」

アレキサンダー大王の生涯を正攻法で描いたハリウッド大作

●STORY
マケドニア王の突然の死により、若くして王位に就いたアレキサンダー。壮大な夢を抱いてアジアへ出陣するが、彼が追い求める理想は、さまざまなあつれきを生んだ・・・。

【DATA】
監督：オリバー・ストーン
主演：コリン・ファレル
アメリカ映画、2005年
2005年2月51日（土)から全国で公開。
http://www.alexander-movie.jp/

アレキサンダー大王エピソード集
歴史の中のアレキサンダー大王はこんな人！映画のキャラと比べてみよう。

アレキサンダーと酒

戦場で親友の死を悼んだアレキサンダーは、「一番たくさん飲んだ者に賞金を与える」という大飲み会を開催。ところが飲みすぎで数十人が死亡、13リットル飲み干して優勝した兵士も数日後に死んでしまったとか・・・。

アレキサンダー自身、相当な酒飲みで、酒席で酔った勢いで重臣を刺し殺してしまったとか、熱病で死んだときも実はベロベロに寄っていたなどという話もある（長い遠征で相当ストレスもたまっていたのだろうだが・・・）。

アレキサンダーと女
歴史上の英雄にしては珍しく（？）、女性は苦手だったとされるアレキサンダー。唯一女で失敗したのは、遠征に同行した遊女タイスの例。ペルセポリス占領時、「王宮を焼き払ってしまおう」というタイスの誘いに乗って自分から火をつけて歩き、あとから後悔したとか。

このタイスは実際は、側近のプトレマイオスの愛人だったらしい。

アレキサンダーとオリンピック
古代のオリンピック開催時は、重罪犯でない囚人には恩赦を与えるという習慣があった。
アレクサンドロスは、囚人だけでなく老いた兵士も兵役を解いて故郷へ帰してやった。借金があって家に帰れない人に対しては、その借金をすべて肩代わりしてあげたという。

アレキサンダーとひげ
これまた古代の英雄には珍しく（？）、アレキサンダーにはひげがない。
一説によると、「戦闘のときにつかまれると不利になるから」と伸ばすのをやめ、自軍の兵士たちにもこれを禁じたそうだ。

アレキサンダーとアンモニア
アレキサンダーがエジプトに遠征したときのこと。アモン神から神託を受ける儀式を行う際、火を燃やす薪がなかったので、代わりに乾いた動物の糞を使うことにした。その匂いに気づいたアレキサンダーが神官に「これは何の匂いだ」と尋ねると、神官は「アモンの匂いです」と答えた。これが「アンモニア」の語源だとか・・・。

「アレキサンダー」日本語公式サイト
http://www.alexander-movie.jp/

アレクサンドロス大王と東西文明の交流展
http://www.kodai-iseki.com/exhibit/alexandros/index_2.html
2003年に東京・神戸で開かれた展覧会の特集ページ。

お役立ち旅情報

▼アレクサンドロス大王の足跡を追う！

●IN OUR SHOP

アレクサンドロス展

ビデオ:In the Footsteps of
Alexander the Great

●関連書

アレクサンドロスの時代（第1巻）
―文明の道 NHKスペシャル
NHK出版刊　1,900 円（税別）

獅子王アレクサンドロス
阿刀田高著
講談社文庫　1,048円（税別）

アレクサンドロス大王東征記　上
アッリアノス (著), 大牟田章訳
岩波文庫　900円（税別）

アレクサンドロス大王東征記　下
アッリアノス (著), 大牟田章訳
岩波文庫　900円（税別）