世界各地の遺跡や古今東西のユニークなトピックスを紹介する広場です。
兵馬俑発掘30周年記念展。 発掘現場の雰囲気を再現した立体的な展示が見どころ。 「文官俑」「百戯俑」など、兵士以外の兵馬俑が日本に初めて登場。
「大兵馬俑展」チェックポイント ■かぶりもの それぞれの人物の地位や職業は、頭のかぶりものの形でチェックできる。将軍は、山鳥の尾を飾った立派な冠をかぶっている。その下の地位になると、ぺらっとした皮の冠をかぶっているが、2枚つなぎあわせた「二枚冠」のほうが、1枚だけの「一枚冠」よりエライ。 ■文官俑 兵士ではない俑で、要するに役人。袖の中に入れた手がトレードマーク。当時は木簡に字を書いていたので、字を間違えたときに削るための小刀と砥石を腰から下げていた。 ■百戯俑 要するに芸人。出土したものはなぜか皆上半身裸で、腰布を身に着けているだけ。でっぷり太って腹が突き出たタイプは、相撲の力士ではないかと考えられている。 ■地下宮殿模型 実はこれが最大の見どころ!? リモートセンシングで外部的に調査をしただけなのだが、宮殿の壁があること、中央に大きな墓室があることは確か。模型にしてみると意外に普通な感じだが、果たして水銀がどのように流れているのか、「史記」に記されているような奇妙な仕掛けは実際にあるのどうかが気になるところ。 「始皇帝と古代中国」特集TOP
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