エルコラーノ
海辺にあった、風光明媚な別荘地。噴火時には、海岸沿いの船倉庫に避難したが、結局その船倉庫も土石流に飲み込まれてしまった。

オプロンティス
オリーブやブドウの実る田園地帯。皇帝ネロの２番目の妻ポッパエアの別荘や、裕福な商人の大規模な別荘などが見つかっている。

テルツィーニョ
ヴェスヴィオ山の斜面にあった、ブドウの生産拠点。貴族の別荘もあったが、噴火時にはまたたく間に被害にあった。

皇帝ネロとポンペイ
暴君として知られるローマ皇帝ネロは、54年に即位し、68年に自殺。噴火前のポンペイが大いに繁栄を誇っていた頃の皇帝である。
ポンペイ近郊で近年発掘されたモレージネ地区には、「ネロがポンペイを訪れた際に利用した宿泊施設ではないか」とされる建物が見つかっている。食堂の壁にはアポロやムーサ（芸術の女神）たちが描かれているが、実はこのアポロがネロ、周囲にいるムーサはネロの母や妻を描いたものではないかと言われている。

メルマガで読むポンペイの悲劇！
▼Vol155【EPISODE:ポンペイの落書き】
▼Vol144【EPISODE:大プリニウス】
▼Vol78【EPISODE:ポンペイの氷】


ミンモ・イョーディチェ写真展
〜レンズを通して語る　地中海 Mediterraneo
4/27木〜 6/25日イタリア文化会館にて
http://www.italcult.or.jp

「ポンペイの輝き　古代ローマ都市　最後の日」開催記念講演会
5/13土 浜離宮朝日小ホールにて
http://www.asahi.com/pompei/event/