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▼古代文字解読の軌跡!新刊「線文字Bを解読した男」
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新刊「線文字Bを解読した男―
マイケル・ヴェントリスの生涯」
アンドルー・ロビンソン著、片山陽子訳、2310円

◇ギリシャのクレタ島で発見された粘土板。そこに記された古代文字「線文字B」を解読した若き天才ヴェントリスの物語。

【EPISODE:古代文字】
線文字B
Bがあるということは、当然Aもある。クレタ文明の都クノッソスから発見された語は「線文字A」「線文字B」に分けられ、線文字Bだけ解読された。クレタ特有の語かと思ったら、実はギリシャ語に近かったのだ。

ルーン文字
北欧で3世紀から17世紀ごろまで使われた文字で、「ルーン」は「秘儀」という意味。石や木に刻まれ「呪術の文字」などと言われたが、実際には実用的な用途があったらしい。

トンパ文字
日本で大流行した、中国雲南省ナシ族の文字。なんと今でも現役で使われている象形文字。ユネスコの「世界遺産」ならぬ「世界の記憶」に登録されている。

楔形文字
紀元前3000年より前にメソポタミアで生まれた世界最古の文字。元々、動物を表すのに粘土で小さい羊や馬を作っていて、やがてそれを粘土板に描くようになり、さらに簡略化し…という歴史があったらしい。つまり、人類の文字は「粘土のカタマリ」から生まれた?!

⇒再刊!「線文字Bの解読」
(J・チャドウィック 著、大城功訳、みすずライブラリー)

【CALENDAR】
▼イスラエルで世界最古の教会発見?!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051106-00000416-yom-int

▼NHK世界・わが心の旅「カンボジア 絵の中に未来を見つけて」
11/16水NHK BS2 8:15〜9:00

▼新刊「神々と古代史の謎を解く 古事記と日本書紀 」
瀧音能之著、788円
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