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▼イスタンブールを2週連続で!NHK世界遺産1/13土より
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探検ロマン世界遺産
「シリーズ イスタンブール(1)大らかなり 世界帝国の都」
NHK総合1/13土20:00〜20:45
1/17水深夜2:20〜3:05再放送
「シリーズ イスタンブール(1)大らかなり 巨大モスク誕生の秘密」
NHK総合1/20土20:00〜20:45
◇オスマン・トルコに焦点を当てながら、トプカプ宮殿や大聖堂アヤ・ソフィアの内部を紹介していく。
【EPISODE:十字架】
イスタンブール、すなわち古代のコンスタンティノープルを築いたのは、ローマ帝国のコンスタンティヌス1世。ご存じローマで初めてキリスト教を公認し、自らキリスト教徒となった皇帝だ。
彼がキリスト教に目覚めたのは、夢のお告げのため。戦闘に向かう皇帝の夢の中に、「XPの文字を旗印として進め」という知らせが現れた。XPとは、ギリシャ語で「キリスト」と書いたときの、最初の2文字。そこでコンスタンティヌスはこの「XP」、すなわち「キリスト」を旗印に軍隊を進めたところ、見事勝利することができたというのである。
しかし、これですっかりキリスト教の信者になったかというとそうでもなく、キリスト教を認める一方で、自身は太陽神ミトラ教の神官を務めていたりした。実は、勢力を強めつつあったキリスト教を利用し、「ミトラ」への信仰と「キリスト」への信仰をたくみに同化させて国内をまとめていったというのが、おなじみのベストセラー「ダ・ヴィンチ・コード」で語られるお話。
当時の習慣として、キリスト教徒となった証である洗礼は死の床で受けることになっていたので、コンスタンティヌス自身が果たしてどちらに肩入れしていたのか、誰も知らぬまま、というわけだ。
【CALENDAR】
▼新刊「CG世界遺産古代ギリシャと世界」
980円、双葉社刊
▼講演会「渡辺和子が語る印章の世界」
2007/1/20土14:30〜15:30
中近東文化センター附属博物館にて
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