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▼「誰がアレクサンドロスを殺したのか?」日本人病理学者による新刊
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新刊「誰がアレクサンドロスを殺したのか?」
難波紘二著、岩波書店刊、2730円
*病死?毒殺?永遠の歴史ミステリーに、日本の病理学者が挑む!これだけちゃんとした歴史ノンフィクションが翻訳ものでなく出るのは、珍しいのではないでしょうか。
【CALENDAR】 2007年5月16日(水)〜5月23日(水)
▼「世界遺産写真展III」開催!
5/18(金)〜7/8(日)月休
放送ライブラリー(神奈川県横浜市)にて
*TBS世界遺産がまたまた写真展を開催!みなとみらい線「日本大通り駅」からすぐです。
▼新シルクロード放送!
「新シルクロード 激動の大地をゆく2 シバの女王の末裔たち」
NHK総合5/20(日)21:00〜21:50(50分)
再放送NHK総合5/22(火)深夜0:10〜1:00
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070520.html
*シリーズ第2回!シバの女王の遺跡は世界遺産ではないので、テレビに登場するのはひょっとして久しぶり?
▼再放送!NHK世界遺産「神を畏れよ 謎の古代王朝〜中国・殷墟〜」
NHK BS2 5/20(日) 11:03〜11:46
*殷墟、やっぱり広かったですね〜。見逃した方はぜひ!
【EPISODE:アレクサンドロスの死因】
「誰がアレクサンドロスを殺したのか?」を読んでみました。よくぞここまで…!というくらい、詳しく調べてあってビックリ。これを機に、日本でも「アレクサンドロス大王の死因論争」なんて盛り上がったら楽しいのですが。
というのも、欧米では、「アレクサンドロスの死因」は学問の一分野?と思えるくらい、研究が盛ん。大学の先生からアマチュアの歴史家まで、歴史好きは誰もが一度は通る道、といっても過言ではない?!
アレクサンドロスはあれだけのことをした人ですから、古代から大変な人気者で、彼について書かれたものも、結構残っているんですね。だから、二千数百年も前に亡くなった人なのに、「宴会の後、部屋に戻ったら高熱が出た」とか「6月10日に息を引き取った」とか、死の状況が事細かにわかっているのです。それがよけいに、探究心をあおるのかも?
いろいろ言われているなかで一番興味深いのは「家庭教師だったアリストテレス犯人説」と「西ナイル熱感染説」(このウィルスはそんな大昔から存在した?!)ですが、いつかアレクサンドロスの墓が見つかって、遺体(ミイラ?)が出てきて死因を特定して…なんて想像すると、ちょっと楽しいですね。
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2007/5/16発行 *毎週水曜発行
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