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■古代ローマ帝国の遺産 9/19(土)より上野で特別展開催!
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●展覧会「古代ローマ帝国の遺産―栄光の都ローマと悲劇の街ポンペイ―」
9/19(土)〜12/13(日)東京・上野 国立西洋美術館にて
近年発見された、古代ギリシャのブロンズ像を日本初公開!
【CALENDAR】 2009年8月26日(水)〜9月2日(水)
▼TV「ハイビジョン特集 エジプト発掘」NHK BShi にて再放送!
第3集 海を渡ったエジプトの民 8/27(木)20:00〜21:30
第4集 海を渡ったエジプトの民 8/28(金)20:00〜21:30
特別編 空から見たエジプト〜悠久の古代文明紀行 9/1(火)14:00〜14:50
特別編 古代エジプトの至宝〜栄華3000年の足跡 9/1(火)14:50〜15:40
▼TV「NHKスペシャル ヤマノミ 奥アマゾン原初の森に生きる」再放送!
NHK総合9/2(水)深夜0:10〜1:10
「ヤマノミ」は「最後の石器人」と呼ばれる部族。人類の昔ながらの生活ぶりがわかるかも?
▼月刊「Newton」
10月号本日発売!
アーキオリポート「消えた北方民族とアイヌの関係」
Newton Press、1000円
▼新刊「古代製紙の歴史と技術」
ダード・ハンター著、久米康生訳、勉誠出版刊、5,250円
http://www.bensey.co.jp/book/2152.html
筆者は和紙にも詳しいアメリカ人の紙研究家だそうです。
【EPISODE:アウグストゥスの別荘】
「火山灰に埋もれた街」と言えば、何と言ってもポンペイが有名ですが、今回の古代ローマ展の目玉の一つとなっている「ソンマ・ヴェスヴィアーナ」も、ポンペイより後の時代に、ヴェスビオ山の噴火で埋没した都市です。
遺跡の発見物語としてはよくあるように、1930年頃、農民が畑を耕しているときに見つかったもので、ポンペイの調査を手掛けた人物などが発掘したところ、思いのほか大きな建造物の跡が見つかり、ここは「ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが死んだ場所では?!」という話になったのです。
アウグストゥスは、あのカエサルの義理の息子で、エジプトのクレオパトラとの紛争で活躍しましたが、晩年は地味に長生きし、76歳のときに肺炎で亡くなったそうです。もちろん皇帝だったわけですから、盛大に葬儀が行われ、立派な霊廟に遺灰が収められました(当時のローマは火葬をしていました)。しかし、後の歴史家が「彼はポンペイ近郊のノーラという場所の別荘で亡くなった」と書き残していることから、実際にポンペイの近くにあるソンマ・ヴェスヴィアーナががぜん注目され、「ここが、アウグストゥスが死んだ別荘?!」という話になったのです。
実際にそうだったのかどうか証明するのはなんとも難しいような気がしますが、今、ここは日本の東京大学が発掘しているそうで、ぜひ新しい成果が見つかってほしいものです…!
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メールマガジン「古代遺跡な日々」Vo.316
2009/8/26 *毎週水曜発行
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★カッパドキアからステキな写真が届きました!
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